逆指値注文
逆指値注文は、投資に成功するか失敗するかを分ける重要な注文方法です。
指値注文は、できるだけ安く買い、高く売るための方法ですが、逆指値は、現在の値段より値上がりして一定の水準になったら買い、現在の値段より値下がりして一定の水準になったら売る注文方法です。
例えば、1ドル=110円で10万ドルを指値で買った場合、1ドル=110円で10万ドル買いのポジションを持っているといいます。その後、1ドル=105円になれば、50万円の損失が発生してしまいます。
たいていの人はこの105円のときに売り注文に出すことができません。50万円の損失が確定するのがイヤだからです。これ以上下がらないだろう、きっと戻るなどと根拠のないことを考えてしまいます。
こんな事態に陥らないために、1ドル=110円で10万ドル買った時点で、ここまで下がったらあきらめるという値段で、売り注文を逆指値で出しておきます。これをロスカット=損切りといいます。
たとえば、109円まで下がったら、売るという逆指値注文をしておけば、1円下がった段階で売り注文が自動的に出されるので、損失は10万円で済みます。
損失を小さく抑えるために不可欠なのが逆指値です。