取引のコスト
FX取引にかかるコストは2つあります。
一つが為替手数料。円を外貨に替える、あるいは外貨を円に替えるなど為替の取引を行う際に発生するコストです。外貨預金の場合、1ドルにつき片道で1円、1万ドルで1万円かかるのが普通です。
FXの場合はこの為替手数料が格安で、FX会社によってまちまちですが高くても40銭程度、安いところだと無料としているところもあります。短期売買を繰り返す人には手数料率が安いところを選択するといいでしょう。また、取引の枚数に応じて割引があるFX会社もあります。
もう一つのコストがスプレッドです。これは売りレートと買いレートの差額です。Askレート(顧客が外貨を買うときのレート)とBidレート(顧客が外貨を売るときのレート)の差です。例えば、A社がBid:105.75、Ask:105.77なら差は0.02円で、B社がBid:105.65、Ask:105.75なら差は0.10円です。この差が小さいほど利用者にとっては得です。
もし為替手数料が安かったとしても、このスプレッドで高いコストを徴収しているFX会社もあるので注意しましょう。