トレードと間合い
トレードは、相手の動きを見て、自分の立ち位置を決める必要があります。上がった、下がったと一喜一憂しているのは自分だけでなく、その他大勢の投資家も一喜一憂しています。よって、相手とのタイミングをどう取るかが売り買いを左右してきます。
まず、相手がどういう状況に入ったところで仕掛けるのが最も効率がいいか、を考えて売買タイミングを計りましょう。そして、相手に打ち返されないようにどうすればよいかを考えます。大事なことは準備をしっかりすることです。
株式投資であれば、どの業種が有望か見極めて、この業界内で一番面白そうなビジネスをやっている会社を見つけて買いにいきます。為替も同様で、今の投資環境を見ながら、ドルが上がる、ユーロが下がるといったシナリオを描いてみます。
シナリオを描いたら、チャートを見ます。自分がどの地点で仕掛けようとしているのか考えます。チャートを見て、これは行き過ぎている、仕掛けても遅い、などと分かったら、さっさと身を引きましょう。無理して仕掛けるとやられることが多いです。
これは仕掛けられるかもと思ったら、まずは自分が取ろうとしているポジションの動きをチェックします。その方向へ転じるサインが見えてきたら、マーケットにエントリーします。ちゃんと準備してエントリーすれば、勝てる確率は高くなるでしょう。
注意すべきことは、トレードを繰り返すことが面白くなったときです。相場が動くとワクワクして何も考えずに売り買いを繰り返していると確実に負けます。実際は儲かっていないのに売り買いを繰り返すことで儲かった気になってしまうことがあります。やりすぎに気をつけましょう。