外貨の買いと売り
FXは円安局面でも円高局面でも利益を得ることができます。それは外貨の買い取引から始めることも売り取引からも始めることができるからです。
1ドル=110円のときにドルを売り、その後1ドル=100円まで円高・ドル安が進んだところでドルを買い戻せば、10円分が為替差益として確保できます。安く買って高く売るのが相場の基本ですが、高く売って安く買うという順番でも利益が得られます。
外貨の売りから取引を始める場合、短期で勝負を終わらせる必要があります。外貨を買った場合、日本と海外の金利差がスワップ金利として確保できますが、外貨を売った場合、それとは逆に金利差を支払わなければなりません。日本の金利が海外金利に比べて低い状況下では外貨の売りはコストが割高になります。
この金利差は保証金の中から支払われるケースもあり、為替相場がまったく動かなかったとしても、金利差分だけ保証金は目減りしていきます。よって外貨の売りをする場合は、短期で勝負する必要があります。