損切りと我慢の判断
レバレッジを高めて短期売買に徹する場合、今は損しているが、いつか必ず相場は戻るなどと我慢するのは止めましょう。理由は、根拠のない期待は必ず裏切られるからです。期待と裏腹に相場が動いてしまい、傷口がさらに拡大してしまうこともあります。損失が大きく拡大しないうちにさっさと手仕舞って損失を確定した方がすっきりするでしょう。
スムーズな損切りをするためには、自分自身のロスカット・ルールを決めておくことが大事です。FX取引にはマージンコールやストップロス機能がついており、事前に保証金の追加を要請されたり、さらに損失が拡大したら自動的に取引が終了したりするなど、自己資金として投入した保証金を超えて損失が拡大しないしくみが盛り込まれています。
が、そこまで追い込まれるほど我慢していたら損失の回復に時間がかかります。なので、マージンコールがかかる前に自分の意思で損切りをしましょう。そのためには評価損が保証金の2割に達したら損切るなど、自分でルールを決めることが必要です。